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平成16年9月27日(月) 足元をかためて 

 土・日と2日間にわたるお仕事から解放されて、さて、Aチームのみんなはどのくらいガンバッてくれたのかなぁ。といくぶん楽しみに保護者会長さんのお宅へ電話をしてみました。「残念ながら・・・、1回戦で・・・・。」「なぬ?」
 いまAチームのみんなに課してあるテーマ「自分で判断しよう」は、一朝一夕に達成できるものではありません。このところAチームをみると、自分勝手なプレーが目立ちます。それも、「自分で判断する」ためのステップと考えれば、やむを得ないのかも知れません。さて、ここをどうやって抜け出すのか。
 ある意味でチラベルト杯は貴重な大会でした。ゴウヅコーチの言葉にもありますが、きびしい結果から決して目をそらさずに、もういちど足元をかためていきましょう。

 監督代行として、本日の報告をさせていただきます。
 結果は、ともかく1没です。1回戦を突破できなくて、ほんとうに申し訳ないです。相手の東上田さんが決して弱い相手ではなかったことは、わがチームが敗退したことで、保護者、選手ともにじゅうぶん承知と思いますが、ただ、勝てないゲームではなかったと、わたしは思います。
 きょうは朝から、最近みんながチャレンジしている自分で判断することに重点をおいて指導しました。「たまに監督が代わったからといって、やるべきことができないようじゃダメだよ」と選手たちに伝えました。場面、場面で、ある程度の評価はできると思います。

 前半開始早々、相手ので足の速さにタジタジ。なにもしないうちに1点先制されました。
 MFがみんな引いてしまい、まんなかにだれもいない状態が続いていました。ユウトがなんとかロングシュート(じつは、パス?)で1点入れたのもつかの間、2点目を許して前半終了。相手ツートップの動きのすばやさにDFが正対して抜かれてしまい、フリーでシュートを許す場面がなんどもあり、ヒヤヒヤの前半でした。
 ハーフタイムには、出足を早くしてルーズボールに先にさわること、第三の選手が素早く動き出すこと、DFのカバーリングをとくに気をつけることを指示しました。
 後半はある程度相手陣内に入って攻げきすることができましたが、相手のFWに振り回されて3点目を許してしまいました。タクミをひとつ前に上げて15分過ぎになんとか2点目をうばいましたが、やがてホイッスルで試合終了となりました。

 最後に選手たちへ伝えましたが、わたしの感想としては、最近、ゲームに対するひたむきさが欠けているし、なによりもひとつひとつのプレーが雑で、楽をして勝とうとしているように思えます。ミーティングでは、この悔しさをバネにして、もう一度基本にもどろう。相手がどこであろうと、がむしゃらにチャレンジする気持ちやもっと上手になりたいという気持ちを忘れたら、試合に出る意味がないよ。と奮起をうながして短い一日を終えました。

 

平成16年9月21日(火) 指導者の課題の続き 

 宮田トップストーンのHP=高橋コーチの熱血コラム に、きのう書いたコラムにピッタリの話題が掲載されていました。 以下、前略ながら、引用します。(但し、色や字の大きさは編集しました。)

「土曜は午後から紅白戦をしました。ラインは自分達で引いてみろと指示しました。みんなで工夫して引いていました。そんな中、午前の練習で使った関係のないラインが真ん中に一本ありました。

どうしようか? あっても大丈夫かな? やっぱり消させよう。

そんな事を考えながらスパイクに履き替えふとグランドを見ると、そこにはもうすでに、みんなでラインを消す子供たちがいました。

最近よく、自分で判断する事が重要なんだよと子供たちに言っています。サッカーをやる上ではもちろんだけど、練習前の準備の時間でも、そしてどんな時でも自分で考えて判断する事が重要なんだと伝えています。私に言われる前に自分達で考えて行動する子供たち。ただ単に足でラインを消す子供たちが、とてつもなく輝いて見えました。」

平成16年9月20日(月) 指導者の課題 

 遠くから川岸サッカークラブ(岡谷市)、近くは筑摩野サッカースポーツ少年団。きょうは、2つのチームを迎えてフレンドリーマッチをおこないました。1年生から6年生まで、それぞれ課題(かだい)をもってチャレンジしたゲーム。あしたからのトレーニングの目標はみつかりましたか?もっとサッカーがじょうずになりたいという意欲(いよく)が出ましたか?勝ち負けよりも、次へつながるステップにできるかどうかが、フレンドリーマッチの目的だと思います。

 ところで、きょうは最終ゲームで明善対川岸のレフリーをつとめました。4年生以下のゲームです。明善の得点は、ほとんど個人技によるもので、それはそれでこの年代にはたいせつなことですので、おおいに伸ばしてあげたいのですが、ディフェンスにあらっぽさが目立ったのが気になりました。ディフェンスのお約束は、まず相手とゴールのあいだに立つことです。それをしないで、相手のボールをむりやり横からうばいにいくから、手が出る、ヒジが出る、そして足が出る。ファースト・ポジションをきちっと身につけないと、次の動き、すなわちインターセプトも、トラップミスをねらうことも、相手の攻撃(こうげき)をおくらせるような動きをすることもできません。別のゲームでは、あやうく川岸の9番(4年生?)の選手に大ケガをさせかねないファールもありました。大きな課題(かだい)です。フレンドリーマッチで得た経験(けいけん)を生かして、次はフェアプレーで相手のボールをうばうトレーニングをしていきましょう。

 5年生(U−11)と6年生(U−12)世代について、松本トレセン事務局からチーム推せんの依頼状がきました。明善サッカースポーツ少年団の指導者からの推せんは0です。その理由は、きょう6年生と5・6年生の保護者のみなさんにお伝えしたとおりです。今の5・6年生は、松本トレセンに入っている選手と技術的に大きな差があるわけではありません。それは、トレセンが出場しているゲームを見に行っているわたしには良くわかります。じゃあ、なぜ?どうすればトレセンに推せんしてもらえるのか?それは9月5日のコラムで書いたとおりです。これが4年生以下ならば、基準は低くなるでしょう。でも新6年生や新中学1年生ですから、要求はとうぜん高くなります。チームを育成していくなかで、かれらに必要な「判断力」を身につけてあげられなかった、指導者として責任は感じています。わたしにとって大きな課題です。

 ところで、その松本トレセンですが、今、トレセンではどこにポイントをおいてトレーニングをしていらっしゃるのでしょうか?それが単位団に対して「公式に」伝えられたことは、たぶん、ないと思います。(このことは、残念ながら、県トレでも、北信越トレでも同じだと思います。)JFAからは「U−12指導指針」、「U−10指導ガイドライン」等が頒布されてはいますが、松本でサッカーする子どものレベルに沿った指導指針というものがあってもいいと思います。それでこそが松本トレセンの意義だと思います。
 最近、姉妹サイト(U12サポーターズ)の掲示板を拝見していると、松本市サッカースポーツ少年団連合会の指導者に対する風当たりが強いようです。ジュニア世代のサッカー指導者として力不足な一面があることについて、当少年団の指導者陣は自覚的であるつもりです。が、いかんせん情報が少ない!松本トレセンでは、今、なにを目指しているのか。どのようなトレーニングをしているのか。オン・ザ・ピッチで、オフ・ザ・ピッチで、松本のU−12世代に求めなければならないことは何か。
 おおいに情報公開してほしいと思います。

平成16年9月12日(日) サッカーミュージアム 

 きのうのことですが、サッカーミュージアムを訪ねてきました。歴史好きなわたしにとっては、日本サッカーの来し方が、写真パネルや各大会の記録、そして往年の選手が実際に着ていたユニフォームなどで展示されていて、結構、興奮しました。ことに、大会のプログラムが展示されているコーナーには、じつはわたしも持っている1997年9月に行われたペレの引退試合の時のものがあり、「おお〜、こいつはオレももっているゾ〜!!!」と叫びたくなりました。
 ゲーム自体は、1:3でニューヨーク・コスモスの勝ち。お祭り興行ということもあって、緊張感とはほど遠い内容だったと思いますが、なにせ、国立のナイトゲームは初めてだし、ペレやベッケンバウアーなんかが出場するとあって、ゾクゾクした覚えがあります。この時の、日本代表は、GKが田口、DFに加藤久、MFには永井や西野、FWは釜本、金田、奥寺なんかが出場していました。

 サッカーミュージアムは、さきの日韓ワールドカップを記念して建てられたものですから、当然、ワールドカップや日本代表の展示が中心ですが、つい先日行われたアジアカップで川口選手などが着たユニフォームも展示されていました。ミュージアムに訪れていたサッカー少年たちは、さっそく選手のユニフォームの匂いをかぎまくっていました。もちろん洗濯済みでしょうから匂いなどしないとは思いますが、あれで汗くさかったら、子どもたちは興奮のあまり失神してしまうのではないでしょうか???

 記念といえば、いつかご紹介したことがあるように、わたしは第1回目のトヨタカップも観戦しています。1981年2月、イングランドのノッティンガム・フォレストとウルグアイのナシオナル・モンテビデオの対戦でした。このころのトヨタカップは、たしか南米チームが連続して優勝していて、とてもヨーロッパのチームは南米に歯が立たないのでは、と思ったものでした。その後、南米の選手は高いお金でヨーロッパのチームに買われ、いまではレアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドなどのように、世界中のスーパースターを集めたドリームチームがあらわれ、ヨーロッパが優位に立っているようです。最近は、トヨタカップの日本開催も危ぶまれていますが、ぜひとももう一度観戦してみたいものです。

 話題がサッカーミュージアムから離れてしまいましたが、今、サッカーをしている少年たちは、ミュージアムはともかく、質の高いゲームをたくさん見ることをオススメします。大好きな選手たちが、ピッチのうえでどんなプレーをしているのか目の当たりにすることで、「よ〜し、ボクもやってみるゾ」と意欲が増すことはまちがいありません。むかしと違って、今はJリーグはあるし、テレビではヨーロッパあたりのサッカーも見ることができます。大いに、サッカーを見て、興奮してください。

平成16年9月5日(日) 周りを見る、よく聞く、そして自分で判断する

 長野市長杯いってきました。結果は、レポートページのとおりです。松本地区から参加させていただいたチームとして初日の予選トーナメントを1位で通過でき、なんとか役目を果たせたかな?と胸をなで下ろしています。
 5年ぶりの長野市長杯ですが、Aチームだけの合宿を行ったこと、大会期間を通じて雨、雨だったこと、団員のミーティングばかりでなく保護者の反省会(?)もできたこと、などなど短い時間のなかに中身がつまった2日間でした。

 長野市長杯のテーマは、表題にもあるとおり、「周りを見る、よく聞く、そして自分で判断する」でした。これは、初日のはじめに保護者のみなさんにもお伝えしておきました。
 長野市長杯を合宿にしようと思い立ったのは全日本のころでしたが、意を強くしたのは、8月1日のコラムに書いたアルティージャのサッカー教室で清雲さんのお話しを伺ったときでした。自分のところに来たボールを、次にシュートするのか、パスをするのか、それともドリブルするのか。自分のところにボールがないときにも、サポートするのか、スペースを埋めるのか、コーチングするのか。サッカー選手は、つねに状況判断をもとめられています。状況はボールの位置や味方や相手のポジションによってどんどん変化しますが、その変化に応じて、判断もどんどん変わっていくはずです。そのためにも、周囲を観察する力、ひとの話をよく聞くことのできる力、その上で、次にどのような行動をとるか考えて判断できる力が必要です。こうした力は、ピッチの中ばかりでなく、ピッチの外でも養うことができるはずです。今回の遠征は、さまざまな状況が与えられた点で、子どもたちの判断力を見るうえには格好の機会になりました。

 さて、保護者のみなさん。子どもたちの様子はいかがでしょうか。

 うんと変わりましたか?それは、団員に対するわたしの話がとても刺激になったからだと思います。でも、気をつけてください。2・3日もすれば忘れてしまうかも知れませんから。
 ちょっと変化がありましたか?だとすれば、それは日ごろ、皆さんのお子さんに対する接し方がとても素敵だったからだと思います。
 ぜんぜん変わっていませんか?それは、わたしの話し方が悪かったのと、それ以上に、皆さん方が子どもに手をかけすぎているからだと思います。

 今回は、じつは最初から最後まで付き添いの保護者のみなさんを観察していました(失礼)。いつもながら、子どもたちや私たちコーチのために献身的に動いてくださる保護者のみなさんには感謝の言葉もありませんが、「荷物をかたづけろ!」「集合の声がかかっているから早く集まれ!」「早く着替えろ!」という指示の声を耳にするたびに、「(シュートを)打て」「早く外へ出せ」「大きく蹴ろ」とピッチの外で子どもたちに声をかける姿がダブりました。子どもは素直です。指示を出せば出しただけ、おとなの思い通りに動いてくれます。そこをグッとこらえて、もっと子どもに判断をうながすサポートも、かれらのためには必要なのではないでしょうか。