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平成17年1月23日(日) インサイドキック 

 ボールは丸いわけですから、手であつかったってそんなに簡単ではありません。まして、そのボールを目標物に当てるとなると、なかなか正確にはいかないものですよね。
 サッカーは、手以外の場所でボールをあつかうスポーツですが、なかでも足でボールをコントロールする場面が、おそらく最も多いのではないかと思います。目標物にボールを当てる場合は、どうしてもキックしなければなりません。その方法は、ボールに当てる足の場所によって、インサイドキック、アウトサイドキック、インステップキック、インフロントキック、トウキック、ヒールキックとさまざまです。強く、遠くへボールを飛ばすなら、インステップキックやトウキックでしょうが、正確に飛ばすとなれば、足の内側にボールを当ててけり出すインサイドキックが一番です。

 ゲーム中に使われるキックの種類を調べた大東文化大学大橋先生のレポートによると、ワールドカップではキック全体に占めるインサイドキックの割合が60%であるのに対して、少年の場合はインステップキックが60%で、両者はまったく逆転していることがわかったそうです。上手になるほど、逆に正確なキックが求められるというわけです。
 (「モダン・サッカー・サイエンス」 http://soccer.cplaza.ne.jp/archives/modern.html

 きょうは3年生以下の練習でインサイドキックをテーマにしてアイバコーチからじっくり指導してもらったのですが、なかなか思うようにできません。どうしたら、上手にけれるようになるのでしょうか。
 インサイドキックは、軸足(=立ち足:けらない方の足)のつま先を目標に向けて、けり足のつま先は軸足の向きから90度外側に向けて、足の内側のくるぶしあたりにボールを当てる感覚で、といいますが、それがうまくできないのです。
 大阪府内の小学校での教育実践を紹介している南木先生によると、
インサイドキックのこつは「かかと」にあるとのことです。つまり、「けり足の内側に当てる」とか「けり足のつま先を上げるようにして足をけり出す」というよりも、「かかとを前に押し出すようにけり出す」と指導した方が、子どもはなじみやすいんだそうです。
 (「WELCOME TO OUR HOMEPAGE」 http://www.d4.dion.ne.jp/~mnamboku/index.htm#_top
 また、テレビのサッカー解説でおなじみの松木安太郎さんは、四角いはこ(菓子ばこでも段ボールばこでもOK)を、角度が変わらないように前に押し出す練習を紹介しています。
 (松木安太郎「遊YOUキッズサッカー」ベースボール・マガジン社)

 とにかくインサイドキックは、サッカーの基本中の基本です。正確なパスを送ることができるようにがんばろう。

平成17年1月16日(日) クツのひも 

 そういえば、最近はクツひもを結ぶ機会が減ってきているように思います。おとなの私ですらそうなんですか、ふつうの子どもたちも同様なのでしょう。ところが、都合がいいことに、サッカーをやっている子どもたちはイヤでもクツひもを結ばざるをえません。スパイクのひもが結べなければ、ボールを満足にけることはできませんし、なにより危険です。さて、みなさん(みなさんのお子さん)は、きちんとクツひもを結ぶことができるでしょうか。

 日本サッカー協会が発行しているキッズ(U−8)指導ガイドラインによると、Under8、すなわち8歳以下くらいの子どもに必要なことは「失敗してもいいから、自分のことはなるべく自分自身でさせること」とされています。そうすることで、子ども自身が「できないと自分が困る」ことを少しずつ感ずることが重要なようです。
 練習をはじめようとしてスパイクをはくときはもちろん、ゲーム中にクツひもがほどけてしまった時、手をかしてあげられる人はいません。自分で結び直すしかないのです。できないと自分が困るんです。
 泥だけのスパイクをほったらかしにしておいて、次にそれをはく時困るのは自分自身です。当然、スパイクの手入れは自分自身でしなければいけません。
 ゲームをする時に「すねあて」は絶対必要です。なければゲームができません。困るのは自分です。そして、それ以上にチームメイトにも迷惑がかかります。

 おとなには「待つ」余裕が求められています。クツひもをじょうずに結べない子どもにもどかしさを感じても、手を差し伸べてはいけません。もちろん、最初は手ほどきをしてあげる必要があるでしょう。でも、あとは子どもが自分でできるようになるまで、じっと「待つ」のです。そして、クツひもが結べたら、めいっぱいホメル。これが大切です。
 
汚れたスパイクをせっせとクリーニングしているお父さん、練習ためのストッキングやすねあてをそろえてあげているお母さんは、決して素晴らしい保護者とはいえません。子どもの自主性を阻害するだけです。「やらなけらばいけないこと」を子どもに気づかせてあげてください。
 
わが国のサッカーの父といわれるドイツのクラマーさんは、「サッカーは子どもをおとなにし、おとなを紳士にする。」という名言を残したと言われています。あなたの子どもさんを素敵なおとなに育てるため、ここはじっくり「待つ」ことをはじめてみましょう。

 追記:あたたかくなったら、クツひも結び競争をします。みんな、がんばれ。

平成17年1月10日(月) フットサルでスタート 

 ことしは6年生が8日の午後からフットサルフェスティバル、5年生と4年生の一部は9日の蔦屋杯、その他の4年生と3年生以下は9日の室内練習というように、それぞれのスタートを切りました。
 わたしとしては、新年の最初くらい全員そろって初蹴りを、と思うのですが、ことしは各種大会や行事への参加の都合上やむを得ないということなのでしょう。かくいうわたし自身も、8日午前中の指導者向けフットサルフェスに参加し、あろうことか市民タイムスに掲載されてしまいました(写真が・・。トホホ)。

 松本市内の少年たちの場合、フットサルは冬場限定のスポーツといった色合いが濃いわけですが、他の地域では11人サッカーよりも盛んなところもあるようです。指導者向けのフェスティバルの合間に、他のチームの指導者ともお話ししたのですが、いかんせん、松本市内にはフットサル場が少ない。愛知県辺りでは、立体駐車場の空きスペースをフットサル場に解放しているところもあるそうで、なんともうらやましいかぎりです。
 ところで、これからは少年の大会でも、チームで審判を帯同できない場合は審判代を徴収されるというのも辛い話です。昨日、今日おこなわれた蔦屋杯では、1試合につき2,000円だとか。わがチームは、カテゴリーTで2試合、カテゴリーUで3試合、都合10,000円の出費です。(註)もちろん参加費は別。
 たしかに、フットサルの審判資格をとるにしてもそれなりの費用がかかるわけで、そうした代価を払っている方に、それなりの費用を支払うのは当然でしょうが、ちょっと高いかな〜という気がしないでもありません。競技うんぬんでガチガチにやるよりも、いまはまだ、気軽にフットサルを楽しむ雰囲気づくりがたいせつなのではと思うのですが。。。

(註)当日は参加1日につき2000円だったそうです。不正確な情報による記述でご迷惑をおかけしました。関係者の皆さまに慎んでお詫び申し上げます。(1月11日記)

 高校サッカー選手権は、PK戦の結果鹿児島実業が優勝しました。“初の単独優勝です”とアナウンサーが連呼していましたが、それに何の意味があるのでしょう。
 秋の地区予選から何試合も勝ってきて、全国一を決める決勝戦を延長まで戦って0:0。それでいいじゃないですか。優勝賞金1億円というプロの世界じゃああるまいし、両校優勝でいいじゃないですか。64歳の名監督の涙は、決して単独優勝だったから出た涙ではないと思います。
 市立船橋高校もすばらしい。きみたちも優勝です。心から祝福したいと思います。

平成17年1月1日(土) 耐えて忍んで栄冠を 

 新年、あけましておめでとうございます。

 日本のフットボーラーにとって、元旦といえば全日本サッカー選手権、通称天皇杯の決勝戦です。今年は、第86回大会ということで、この選手権の歴史の重みを感じます。現在のように国立競技場で決勝戦がおこなわれるようになったのは昭和43年(1968年)47回大会から、また元旦の決勝戦は翌昭和44年の48回大会からだそうです。わたしが小さい頃は、元旦というと数少ないサッカー中継があるというので、朝からテレビ中継が待ち遠しかったものです。

 はじめて国立競技場で天皇杯の決勝戦をみることができたのは、昭和57年(1982年)元旦のことでした。今回優勝を決めた東京ヴェルディの前身、読売クラブは、この決勝戦で日本リーグ2部の日本鋼管に敗れ準優勝におわりましたが、その後、80年代から90年代半ばまでは、読売クラブの全盛期だったといってもいいと思います。あのころのヴェルディは強かった。ムチャクチャ強かった。とにかく、憎らしいほど強くて、判官びいきのわたしは、決してヴェルディの応援はしませんでした。
 前回優勝した8年前は、ネルシーニョ監督からレオン監督への体制変更にともない、チーム内には不協和音がなり続けていましたが、ヴェルディ川崎としてカズ、北沢、ビスマルクなど、そうそうたるメンバーを揃え、広島に圧勝しました。
 その後、ヴェルディを支える大手スポンサーが撤退し、スター選手たちが移籍し、ホームタウンが川崎から東京へと移り、そして、チーム名が変わりました。まさに激変に続く、激変。往時のライバルチーム日産=横浜・F・マリノスが堅実にチーム力を整えて、リーグ戦を制していきます。また、同じホームタウンをもつFC東京がナビスコカップで優勝します。なのにヴェルディは・・・・。
 しかし、雌伏8年。ついにヴェルディは再生しました。あのころの細かなボールタッチやパス回しは、いまの選手たちにも引き継がれています。そして、あのころには欠けていたひたむきさが、苦しいチーム事情のなかで、確実に根付いていました。

 スター選手はいない。派手さはない。でも、サッカーに対するひたむきな姿勢こそが、いまのヴェルディを支えているのだと思います。次はリーグ戦です。Jリーグ創設時の憎らしいヴェルディをもう一度、サッカーファンの前に見せてもらいたいものです。
 新年早々、スカッとするサッカーを見せてもらいました。ことしも、いっちょ頑張ろうかい!