Matsumoto City Meizen Junior Soccer Club since1985 

 

 

2006年1月のコラム [PR]
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このコーナーに対するご意見は掲示板に登録いただき、みなさんで語りあっていただければと思います。

vol.207 平成18年1月29日(日) ボールタッチ 

きょうは、ゴウヅ・サトウコーチに、どのようなテーマでトレーニングに入ったかを確認せず、途中から参加をしてしまった(反省)。ミニゲーム形式の練習では、とりあえず、各自のボールタッチに視点をおいて見ていたところ、4年生、5年生、6年生と、ほぼ学年別に課題が目についた。

◇4年生は、まずボールをキープし、1対1にトライするという意識と技術が低い。自分のところへ来たボールをすぐに蹴り返してしまう。
 きょうは、1チーム6人位、計12人のミニゲームであり、グリッドの範囲が狭かったこと。相手に5・6年生がいるという心理的な圧迫感があったことが原因と考えられる。スペースが少なく、しかも、相手(5・6年生)のプレッシャーが強いと、たまらずボールを離してしまう(ボールキープを避けてしまう)傾向がみられた。まずは足のウラでボールコントロールしながら、身体の各部位を使ってボールをキープし、次に、積極的に仕掛けていくという意識と技術を身につかせるためにも、プレッシャーの少ない中で、自由に動き回れるスペースを確保したなかでのトレーニングが必要性か。

◇5年生は、ボールをキープしながら、周囲を見ることができる団員が半分くらいか。ボールキープの確実性を増し、顔をあげてプレーする機会を増やすことができるよう、さらなるトレーニングが必要。
 課題はボールの受け方。相手との競り合いのなかでボールを受ける際に、相手の動きのウラをとる動き(チェックの動作)が少ない。出ると見せかけて引く。引くと見せかけて出る。そんな動きを徐々に身につかせていってはどうか。ターンやフェイントなど、各自が独特のテクニックを披露(ひろう)する場面が多くなっていることは、とても好感がもてる。フェイントの切れ味を引き出させるためには、これから動作の緩急に目配りが必要か。

◇きょうのミニゲームの人数とグリッドの広さは、6年生にとっては適当だったと思われる。比較的余裕をもってボールをキープし、周囲を見ることもできたようだ。素晴らしいスルーパスが繰り出されたり、1対2あるいは1対3の場面になっても、積極的にトライしていく姿がみられた点は非常に良かった。
 さらなるレベルアップのためには、ボールが動いている間に周囲を見るクセをつけることがたいせつなように思う。ボールが自分の足元に収まってからでないと周囲を見ることができないのでは、ワンプレー遅くなる。その点が改善されれば、さらにプレーの幅を広げることができるだろう。

 

vol.206 平成18年1月29日(日) ニラせんべい!ごちそうさまでした 

 なつかしかったなぁ。
 むかし、近所の友だちを誘っては、広場でカンけりしたり、メンコしたり・・・。そんなとき、だれかの家のお母さんが「おやつだよ〜。手をあらってらっしゃ〜い」なんて、声をかけてくれて。大急ぎで駆けつけると、そこにフカフカのうすやき。そう、あのころは「うすやき」って呼んでいたような気がします・・・。いまは、「ニラせんべい」といって、郷土料理として北信地域の「道の駅」なんかで売っていたりしますが、わたしたちの子どものころは、わりとあたりまえの「おやつ」だったような気がします。

 きょうは、昨晩の仕事が長びいたせいもあり、早朝、東京をたって、背広姿で練習会場にとびこむというあわただしさでした。練習後、保護者会長さんが団員を一生懸命集めている。ふだん、あまりお目にかかることがない保護者の方がいらっしゃる。さて、なにがあるんだろう?と思っていたところ、ユウタとシズマのおばあちゃんが、ちょっぴり遠慮がちながら、団員と保護者のみなさんに、下じきにかかれたイラストを使いながら、ただしい食事の仕方についてお話をしてくださいました。くだんの「ニラせんべい」は、「スナック菓子よりも、こういうおやつの方がいいですよ」というお話のなかで登場したもので、団員はもとより保護者やわれわれコーチ陣の分まで、わざわざ作ってきてくださったわけです。
 お子さんを育てられ、今、大勢のお孫さんに囲まれながら、長年の生活のなかでつちかってきた知恵を、やさしい言葉づかいで話されるおばあちゃんの姿には、ほんとうに頭が下がる思いです。わたしは、このHPでも「明善一家」という言葉をつかっていますが、それが言葉だけではない実感を、しみじみと抱かせていただきました。

 ここで、わたしが団員の食生活について記すのは、屋上屋を重ねることになります。きょうのお話の続きは、いずれまた、保護者のみなさんで工夫をしていただければと思います。
 「ニラせんべい」で検索してみたところ、郷土料理などのレシピを紹介するHPがみつかりましたので、参考にしてみてください。 生粋市場 〜全国の郷土料理〜 http://www.piconet.co.jp/magazine/recipe/index.html

 

vol.205 平成18年1月22日(日) 勝敗にこだわり、結果にこだわらない。 

 プライベートでもビジネスの上でも、わたしにとって大恩のある師が急逝したこともあり、先週から今週にかけては、精神的にやや不安定、というか、かなり凹んだ毎日を送っておりました。
 しかし、時はいつまでも留まってくれません。亡くしたものは大きくても、とりかえすことはできません。どんな悲しみに心を奪われていても、生きている以上、前後左右を確認しながらともかく進んでいかざるを得ないものなんですね。

 と、のっけから妙な前言ではじまるコラムになってしまいました。すみません。

 昨日、今日、開催されたSoccer Conference(ようするにサッカー会議?)は、まあ、そんな沈んだ心を、かなりふっとばしてくれました。おそらく、カンファレンスでご一緒した皆さんは、わたしがそんなに沈んでいたとは思えなかったでしょうね。横浜・F・マリノスの下條さんをはじめとするいくつかの講演、テーマ別や地域別の分科会、いずれも刺激的でした。カンファレンスを企画運営してくださった県サッカー協会技術委員会をはじめとする関係者の皆さまに、心から感謝申し上げたいと思います。

 ここで会議内容や会場や参加者の皆さんの雰囲気を、具体的にご報告できればいいのですが、著作権の問題もあるでしょうし、なにより、内容が多岐にわたるため、掲載できないのが残念です。いずれ協会のHP等で公開されるでしょう。そちらをご覧ください。
 じつは、2日間の講演や会議の最後に、技術委員長の飽田さんが参加者に伝えたメッセージのひとつが、このコラムの表題に使った「勝敗にこだわり、結果にこだわらない」です。飽田さんは「このカンファレンスの内容を、『おはなし』で終わらせることなく、良かれと思ったことは、明日から各地域や単位チームで行動をしてほしい」といった趣旨のアピールもしていました。

 そこで、です。このHPにある「すこあ」のページを、今日限り、中止いたします。

 いままでも、アイビーやフレンドリー・マッチの結果は掲載してきませんでしたが、それはあくまでトレーニングの一環であり、「結果」に意味がないと考えてきたからです。昨日、今日の会議を拝聴し、どんなゲームであれ、その「結果」をHPに掲載するというのは、明善サッカーのコンセプトに合わないと確信しました。もっとも、ゲームのレポートは続けていこうと思います。
 いままでこのHPでは、こらむのページに、いろいろな内容をごちゃ混ぜに掲載してきましたが、これからは、あるゲームに関する話題 ―例えば、どのような課題でゲームにのぞみ、どのような内容で、どこが良かったのか、克服するべきはなにか― については、新たに「レポート」のページを作り、掲載していきます。
 明善サッカー関係者で、どうしてもゲームの結果が知りたいという方は、保護者会の「記録係」にお問い合わせください。

 

vol.204 平成18年1月12日(木) 個々の技術の向上 

高校サッカーの決勝戦は、本当に見ごたえのある試合でしたね。野洲の個人技と鍛え抜かれた鹿実のトータルサッカーのぶつかり合いは、観ている者を本当に楽しませ、またこれから上を目指すプレーヤーの目標にもなったはずです。特に野洲高校の選手は、一人一人がすばらしいテクニックを披露しながら、攻撃的なサッカーを展開してくれました。ピッチサイドでみることができたら、さぞ楽しかったことでしょう。

 そこで、私なりに、野州高校のすばらしいプレーを挙げてみます。まず、決勝戦の野洲2点目、中央付近から右サイドの選手へグランダーのロングパス、この選手が中央へ切り込みヒールパス、パスを受けた選手が右サイドへ走る選手へパス、そして中央へ折り返し、ゴール前へ走りこんだ選手がシュート、ゴールインという展開でした。この流れるような攻撃で特に印象に残ったのは、ドリブル技術、ヒールパスはもちろんですが、攻撃の始まりとなったグランダーのロングパスです。試合の中で、30m以上の距離を低く、速く、なおかつ味方の足元に正確に送るキックは、高校年代ではなかなか出来るものではありません。また、野洲の選手は、ハイボールよりグランダーのパスを多用しているように見受けられました。もう一つは、ディフェンス面です。多彩な攻撃力が注目されていましたが、守備力もかなり高かったと思います。自陣サイドでは、必ず1対1で相手をマーク、ライン際では、2人、3人で相手を囲む場面も見られました。相手に数的優位な場面を作らせないこと、ゴールと相手を結んだ線上に立つこと等、基本に忠実でなおかつ連携がとれた守備をしていたと思います。個々の技術(キックの正確さ・ボールコントロール・ボディバランス等)の上に、個々の状況判断、味方同士のコミニュケーションがなされたすばらしいチームでした。野洲高校の活躍を見て、奮起する指導者、選手諸君も多いことでしょう。

 さて、我が明善イレブン(4年生)ですが、7日に蔦谷杯フットサル大会に出場しました。初蹴りということでちょっと不安もありましたが、元気に3試合戦うことができました。結果は2勝1敗、残念ながら県大会には進むことはできなかったものの、子ども達が楽しく取り組めたことが一番の収穫でしょう。

 ところで、このフットサルこそ個人技を披露するには格好の場だと思います。巧みなボールコントロール、正確なパス・シュートがいかにできるかで勝敗が決まってくるでしょう。「足裏を使ってボールコントロール」「ボールを引いてみよう」そして「どんどんチャレンジしよう」をテーマに取り組んだ明善イレブン、「ボールコントロールはもっと練習しないといけないな」とういう印象、「でもチャレンジする意識は大分高まってきたかな」という印象、「そしてもっともっと頑張れるな」とういう期待を私に持たせてくれた大会でした。もうすぐコーチを引き受けて1年が経ちます。今年は、「失敗を恐れずチャレンジすること」「サッカーを楽しむために個々が上手くなること」そして「子どもたちと一緒にサッカーを楽しむこと」を目指して取り組みたいと考えています。野洲高校のプレーに感化された一人として、「サッカーの楽しさ」と「楽しくサッカーをするためには何が必要なのか」をこどもたちと一緒に考えながら、今年1年頑張ります!

(今回のコラムはマエザワコーチから寄せられたものです。)

vol.203 平成18年1月9日(月) 長野県の○○に足りないものはPart3 

 このコラムでは正月明けから高校サッカー、特に滋賀県代表の野洲高校、を話題にしてきましたが、なんと優勝しちゃいましたね。野洲高校のサッカーは少年の指導者にも大いに刺激を与えたようで、松本市サッカースポーツ少年団連合会の新年会でも、野洲高校そしてそこに多くの選手を輩出しているF.C.セゾン(ジュニアユースチーム)のことが話題に上がっていました。
 決勝ゴールは、右サイドでサイドチェンジのパスを受けた選手がドリブルで中央に切れ込むとみせてヒールパス。パスを受けた選手がワンタッチで右サイドのゴールライン際を走る選手にパスを流す。これを中央にグランダーで折り返し、途中交代で出場した滝川くんが押し込む。まさに、野洲高校らしい流れるようなパスワークと突破力からの得点でした。とくに相手のペナルティエリア付近で見せる上のアンダーラインのようなプレーが、野洲高校の攻撃には随所にみられました。

 決勝戦は、伝統ある鹿児島実業対新進の野洲高校という対立軸の他にも、総合力対個人技、守備力対攻撃力、2連覇対初優勝などなどいくつかの見どころがあり、興味深い対戦となりました。ゲーム中継をしたアナウンサーが昭和51年度の浦和南対静岡学園の決勝戦を、歴史的名勝負と何度も取り上げていましたが、今回の決勝戦もまさにこれからの高校サッカーを象徴する名勝負だったような気がします。敗れこそすれ、鹿児島実業は持ち前のアプローチの速さと、ねばり強い攻撃で、一時は野洲高校の足を完全に止めてしまいました。まったく見応えのあるサッカーでしたね。
 とはいえ、準決勝で解説をしていたセルジオ越後氏もコラムで「(野洲高校が多々良学園相手に苦労したのは)決めるべき場面で決められなかったことが原因だが、日本サッカーの持つ慢性的な欠点が、この世代にも顕著に表れているのが気に掛かる。多少の実力差のある相手には、自慢の「つなぐ」サッカーで粉砕できるが、骨のある相手には苦労するという何度も見てきたような場面があった」と評しています。野洲高校も決定力という点では、どこかの代表チーム同様、課題を抱えているといえそうです。

 明善サッカーもいよいよ2006年のスタートを切りました。小学生にいきなり野洲高校のサッカーを求めても無理でしょう。でも、テレビ中継のアナウンサーや解説していた前薗氏(鹿児島実業出身の元日本代表)がいくつかのヒントを与えてくれました。野洲高校の選手のなかには小学校5年生の時にリフティングを10000回以上できた選手がいるようです。前薗氏は小学校高学年時代はドリブルの練習しかやらなかったそうです。
 昨日、一昨日おこなわれたフットサルの大会でも、わたしは4・5年生たちに、「ドリブル突破にチャレンジしてみよう。」「足のウラをつかってみよう。」「ゴールキーパーのウラへパスを出してみよう」とくり返し話していました。残念ながら、準備もせずに臨んだ試合でいきなり満足のいく結果を出すことはできません。しかし、個人技をベースにして、やがてはヒールパス、ノールックパスなどの連係プレーを巧みに試合の中でくり出せるように、くり返しくり返し、個人技の習得にこだわっていきたいという思いを強く感じました。
 優勝した野洲高校の山本監督さんは「陸上ならば、ゴールまで走る場所は決まっているけど、サッカーは、どこを走るのかを早く決める選手が速い。決まりごとをやるのではなく、その判断ができる選手を育てることが必要。」と説いているそうです。子どもたちの判断の芽を摘むことがないように見守る忍耐力も必要ですね。

 

vol.202 平成18年1月6日(金) 長野県の○○に足りないものはPart2 

 上田西高校に続いて、フットサルのジュニア全国大会に出場した南松本SSSも予選リーグ2敗という結果だったそうです。ところで、昨年1年間にJFA(日本サッカー協会)主催で行われた全国大会で長野県のチームはどのような成績だったのでしょうか。ちょっと調べてみました。

1種 国体成年男子 地区予選敗退  
全国社会人サッカー選手権 地区予選敗退  
全国地域リーグ全国大会 1次リーグ 長野エルザ1:4ジェフ千葉アマチュア
長野エルザ0:0(PK2:4)ノルブリッツ北海道
長野エルザ1:1(PK4:5)TDKサッカー部(秋田)
天皇杯 トーナメント1回戦 アンテロープ0:1バンディオンセ神戸(兵庫県)
2種 高校サッカー選手権大会 トーナメント1回戦 東海第三0:1多々良学園
インターハイ トーナメント1回戦 武蔵工大第二1:3大津(熊本)
国体少年男子 トーナメント1回戦 長野県0:6静岡県
高円宮杯全日本ユース 地区予選敗退  
3種 ナイキプレミアカップ 地区予選敗退  
全日本中学校大会 地区予選敗退  
全日本クラブユース 1次リーグ セダック0:4ヴィッセル神戸
セダック1:4名古屋グランパスエイト
セダック0:4横浜Fマリノス
高円宮杯全日本ジュニアユース 1次リーグ アーザフトゥーロ0:1高田(奈良)
アーザフトゥーロ2:2アビスパ福岡
アーザフトゥーロ0:7浜松開誠館中学(静岡)
4種 全日本少年サッカー 1次リーグ 筑摩野0:3八戸ゼブラ(青森)
筑摩野0:1岐阜JFC
筑摩野0:0帝人SS(愛媛)
5種 国体成年女子 トーナメント1回戦 長野県0:5兵庫県
全日本女子サッカー トーナメント1回戦 大原学園1:0福岡女学院 
  トーナメント2回戦 大原学園0:2岡山湯郷
全日本女子大学サッカー 1次リーグ 信州大学0:23大阪体育大学
信州大学0:20武蔵丘短大(埼玉)
信州大学1:4吉備国際大学(岡山)

 データを見るまでは気がつきませんでしたが、実情はごらんの通りです。
 なんと、県外出身者が多数を占める5種の大原学園が県内チームで唯一1勝を挙げているにとどまっています。男子は総崩れ。しかも三つのカテゴリー計5大会では、北信越地区予選を勝ち抜くことができず、全国大会へ出場すらしていません!はたして、47都道府県のなかで、こんな県がほかにあるのでしょうか。ちょっと興味がわいたのですが、長野県の結果を見たあとでは、調べる意欲を失いました。
 サッカーはなにが起こるかわからないスポーツとはいえ、これだけはっきりとした差をみると、「長野県の○○に足りないもの」をしっかりと認識したうえで、きびしく改革をしていく必要があるのだと思います。フゥ〜

 

vol.201 平成18年1月3日(火) 長野県の○○に足りないものは 

 上田西高校の試合を見ました。みなさんもご覧になったと思います。あれだけ勝敗がはっきりすると、どういう点がいけなかったのか、わたしのような素人でもよく理解ができます。
 信毎に掲載された選手のコメントによると、「全国の差を痛感した!」とありました。高校生の素直な気持ちでしょう。でも、全国に行く前に指導者はそれに気がついていなかったのでしょうか。毎年、毎年、選手は替わります。でも、指導者は同じハズ。選手権に出た子どもたちに、全国に行ってから初めて気づかせるのではなく、いいかげん日頃から全国の仲間と楽しくサッカーができる選手に育て上げてほしいものだと思います。

 このところ何年か、県内の高校サッカーを観戦させていただいていますが、長野県のチームは一向に変化の兆しが見えません。
 たとえば、バックスがボールをキープする。すぐに前線へボールを送ろうとする。(プレッシャーがきついとタッチラインに逃げる。)前線へのボールも、スペースにボールを置くのでもなく、ポストにあてるでもなく、ただ不正確なキックを繰りかえすだけ。
 たとえばMFがボールをキープする。みかたのサイドプレーヤーがあがるのを待つでもなく、FWがスペースをつくる動きをしているのを見るでもなく、ただ前線へボールを送る。あとはボールに聞いてくれ状態。
 たとえばFWがボールをもらう。相手を背負っているにもかかわらず、ただ、がむしゃらに反転しようとする。2列目の上がりを待つ余裕もなく、背中に背負った相手をかわすテクニックすらない。ボールも人もただ縦への動きを繰りかえすだけ。

 わたしたちジュニアの指導者は、子どもたちの些細なナイスプレーをほめながら、おだてながら、テクニック重視のサッカーをくり返し指導していくほかありません。まずは、サッカーって楽しいスポーツなんだよ。というところから始めなきゃと、いつも反省しています。
 「長野県の選手に足りないもの」というテーマでサッカーカンファレンスを受講すると書きましたが、「選手」ではなく「指導」でしょう、とシミジミ感じ入っているヒラリンでした。

 

vol.200 平成18年1月1日(日) 新年の計は元旦にあり

 みなさん、新年明けましておめでとうございます。

 今年も、恒例の天皇杯決勝戦(テレビ観戦)で1年がはじまりました。みなさんは、どんなお正月をお過ごしでしょうか。
 お正月といえば、高校サッカー選手権。さくねん12月30日の開会式からはじまりました。31日は日本テレビ系列で東京代表の2チームを主に放送されましたが、日本テレビの思惑(おもわく)を知ってか、知らずか、東京代表の2チームは、あえなく初戦敗退してしまいました。
 それは、ともかく西東京代表の修徳(しゅうとく)高校と戦った滋賀県代表の野洲(やす)高校、面白いサッカーでしたね。サイドチェンジとドリブル突破、そしてゴールライン際の細かなワンツー。高校生でも、こういうサッカーができるんですね。あんなに面白いサッカーをするチームでも優勝候補には名前を挙げられていないんですから、全国のレベルは確かに高いといわざるをえません。
 野洲といえば「銅鐸(どうたく)」。銅鐸といえば「野洲」というほど、弥生時代の宝物「銅鐸」が大量に発見された町でもあり、町(今は市になったのかな)には銅鐸専門の博物館もあります。この町から出土した日本一大きな銅鐸は、確か、東京国立博物館でも展示されていたと思います。名神高速道路を走り、野洲町(市)に入ると、町のシンボルマークに銅鐸がつかわれてもいます。
 まあ、そんなことはどうでもいいんですが、わたしとしては「野洲」といえば「銅鐸」だったものですから、その町の高校がこんなに面白いサッカーをやっているということで、新鮮な驚きがありました。もっとも前回は、初出場ながらベスト8まで進み、惜しくも市立船橋に0:1で惜敗したチームですから、その実力は確かなものなのでしょう。

 ところで、その市立船橋に昨年PK戦のすえ優勝したのは、きょう上田西高校が対戦する鹿児島実業高校。なんと、テレビ解説はOBの前薗(まえぞの)なんだそうです。鹿児島実業のための実況放送になるんでしょうね。
 しかし、サッカーは何が起こるかわからないスポーツです。少年サッカーはもちろん、プロサッカーでも、いくつもそんな場面を見てきました。上田西高校のイレブンには日本テレビの思惑をひっくり返す活躍を期待したいと思います。
 そして、新聞には南松本スポーツ少年団の仲間たちが、バーモント杯全国大会(フットサル)にチャレンジするという記事がのっていました。試合は1月4日だそうです。ぜひとも、がんばってください。

 今年はいよいよドイツワールド杯の年、おそらく半年後には夜も眠れぬ毎日になることでしょう。
 しかし、その前にわたしたちにはやらなければならないことがあります。それは、今の少年たちが中学になったとき、高校生になったとき、「長野県は・・・」といわせない選手を育てることです。そんなわけで、1月21日のサッカーカンファレンスではグループ別ディスカッションで「長野県の選手に足りないもの」というテーマを選んでみました。
 新年の計は元旦にあり。今年も少年たちの将来を見据えた指導を心がけていきたいものです。